糖尿病 チェック

糖尿病のチェック項目とは?検査や診断の基準について知っておこう

糖尿病と聞くとみなさんはどのようなイメージを思い浮かべるでしょうか。甘いものの摂り過ぎといったイメージや、肥満体のイメージが多いでしょうか。糖尿病は、糖質が多いということだけが問題になる疾患ではありません。本当に怖いのは糖尿病の合併症とも言われています。今回はそんな糖尿病の病態や合併症についてや、検査や診断、そして自身で確認できるチェック項目について紹介していきます。

糖尿病とは

 

まずは、糖尿病についてその概要など病態をみていきましょう。冒頭でも述べたように、単に血糖値が高くなる疾患というだけではないということがポイントです。

血管がボロボロになる疾患

糖尿病では、糖質の過剰摂取が続くことで膵臓が疲弊し、血糖値の高い状態が続いてしまう疾患です。食事などで上がった血糖値を下げるために、インスリンというホルモンが分泌されるのはよく知られていますね。このインスリンの分泌は膵臓が担っていますが、過度にはたらくことでインスリンの分泌が少なくなってしまったり、インスリンのもつ力が弱くなってしまうということが言われています。

 

 

 

インスリンのはたらきによる血糖値の低下ができないことで血糖値が高い状態が続いてしまいますが、糖質は血管の内側を傷つけると言われています。血管壁にダメージを与え、ボロボロにしてしまうということです。この状態が糖尿病のポイントで、血管がボロボロになってしまうということが後述する合併症につながっていきます。

種類がある

糖尿病ではインスリンのはたらきによる血糖値の低下ができなくなると述べましたが、同じような機序でも種類があります。一般的に言われる糖尿病、つまり生活習慣病の1つである糖尿病はU型糖尿病とされています。U型は上述した機序で、糖質の摂取過多が膵臓の疲弊につながり、インスリンの分泌が少なくなったりインスリンのはたらきが低下してしまうということでしたね。

 

 

 

一方で、T型の場合は生まれつきインスリンの分泌が少ないもしくは分泌がない場合や、インスリンのはたらきが弱い場合が当てはまります。お腹に自身でインスリン注射を打つ光景をテレビなどで見たことがある人もいるでしょう。U型は中高年で肥満の人が多いのに対して、T型は痩せ型の人が多く、若年者にみられるとされています。

糖尿病は合併症が怖い

 

糖尿病の病態についてはおおまかに理解してもらえたかと思います。血管がボロボロになるということがポイントだと述べましたが、次は糖尿病の合併症についてみていきましょう。

 

 

 

血管がボロボロになると言うのは全身の血管で起こり、細い血管から障害を受けやすいということが言われています。それによって起こる主な合併症が3つあり、3大合併症と言われているのを聞いたことがある人もいるでしょう。

糖尿病性神経障害

3大合併症の1つ目で挙げるのは、糖尿病性神経障害です。全身の血管と述べましたが、神経にももちろん栄養を送り届けるための血管があります。神経を栄養している血管がボロボロになってしまうことで、神経障害が起こるということですね。

 

 

 

しびれや感覚の低下などから始まり、手袋をしているようといった表現や靴下を履いているようといった表現が用いられます。神経の障害が進むと最悪の場合壊疽を起こし、切断しなければならないといったケースもあるようです。

 

 

 

また、感覚の低下によってよく起こる事故としては、湯たんぽなどでの低温熱傷です。通常の場合であれば熱いと感じて避けることができますが、神経障害が起こっていると熱さを感じることが鈍くなっているため低温熱傷に至ってしまうということです。介護施設などで起こったというニュースを耳にしたことがあるでしょう。

糖尿病性腎症

3大合併症で2つ目に挙げるのは、糖尿病性腎症です。腎臓は血液のろ過をしている組織ということはよく知られていますね。腎臓では血管や尿細管などがより集まる構造になっており、この部分で血管の組織が脆くなることで周囲の細胞に影響を及ぼします。

 

 

 

その結果腎臓の機能にまで影響が及び、正常にろ過ができなくなって血液中に不要なものが増えてしまうということです。腎臓の機能不全による疾患と同じ状態になってしまうということですね。

糖尿病性網膜症

3大合併症の3つ目は、糖尿病性網膜症です。網膜も血管によって栄養されているのは言うまでもありません。そして網膜を栄養している血管も細い毛細血管なので、障害を受けやすいということですね。網膜を栄養している毛細血管からの出血も多くなるようです。

 

 

 

出血が多くなることで網膜には負担がかかるようになり、網膜剥離につながるとされています。最悪の場合は網膜剥離によって失明するかもしれないということです。3大合併症を挙げてきましたが、これ以外にも全身で障害が起こり得るということで、糖尿病の合併症が怖いというのはこのことを指しているのですね。

糖尿病のチェック項目と検査

 

糖尿病や合併症についてみてきましたが、次は自身でできるチェックや検査・診断などについてみていきましょう。早めに対処できれば治療もスムーズに行えます。

セルフチェックしてみよう

まずは、糖尿病のリスクが高いという項目についてセルフチェックをしてみましょう。生活習慣や環境などについては、以下のものが挙げられます。

 

 

 

・甘い物や油の多いもの、味の濃いものが好き

 

・いつもお腹いっぱいもしくは苦しいくらい食べている

 

・間食が多い

 

・特に運動習慣はなく、最低限しか動いていない

 

・飲酒や喫煙をする

 

・若いころに比べて体重が5kg以上増えた

 

・家族に糖尿病や脳卒中、心疾患の既往がある

 

・健康診断の結果で糖尿病などを指摘されたことがある

 

 

 

半数以上当てはまる場合は糖尿病のリスクが高いので生活習慣の見直しなどを行い、検診を受けるなどしましょう。自覚症状のチェック項目としては、下記のものが挙げられます。

 

 

 

・のどがよく乾き、水分摂取が増えた

 

・トイレの回数が多くなった

 

・急に疲れやすくなった

 

・増えた体重が急に減った

 

・眼がかすんだり、立ちくらみが増えた

 

・足がよく冷えるようになった

 

 

 

生活習慣などのチェック項目に加えて、症状でも当てはまるものがある場合は一度受診しておいた方が良いでしょう。

検査で行われるのは

糖尿病の検査では、血液検査が主なものとなります。健康診断などでも、血糖値やHbA1cなどの項目が載っていますね。HbA1cとは、1ヶ月から2ヶ月前の血糖値の状態を表した数値です。ヘモグロビンがブドウ糖と結びついて糖化されたもので、血糖値が高いほど多くなる傾向にあります。

 

 

 

そして、必要な場合にはブドウ糖負荷試験といってインスリンのはたらきを調べる検査や、CPRといって膵臓から分泌されているインスリンを測る検査が行われます。治療薬によるインスリンなのか、膵臓から分泌されているインスリンかがわかるということですね。

糖尿病の診断と治療

 

では最後に、糖尿病の診断基準や治療についてみていきましょう。上述した検査を行い、確定診断が下りた後や疑わしい場合には結果が出る前でも治療が開始される場合もあるようです。

診断基準

糖尿病の診断基準としては、上記で挙げた項目が主に参考にされます。血糖値やブドウ糖負荷試験の結果などがメインとされていましたが、近年の改訂でHbA1cも診断基準の1つに入っています。

 

 

 

血糖値は直近の食生活などで変わるので、過去の数値として参考にできるHbA1cも加わったということですね。

治療

糖尿病の治療としては、食事療法や運動療法など生活習慣の改善がメインとなり、必要に応じて薬物療法などが追加されます。薬を使っても、生活習慣が改善されないと意味がないということは想像がつきますね。

 

 

 

また、合併症があればそちらの治療も行われます。

まとめ

 

糖尿病の病態や合併症についてや、検査や診断、そして自身で確認できるチェック項目について紹介してきましたがいかがでしたか?糖尿病の病態などを理解し、チェック項目を活用して早めに対処していきましょう。リスクの高い人は早めに生活習慣を見直すことで予防ができます。

 

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